第1回勉強会の報告

日時:2017年11月25日

講師:桃山学院大学 金澤ますみ氏 

 第1回は、桃山学院大学の金澤ますみ先生にお越しいただき、非行少年に対する支援についての概要と事例から、非行少年の学校への再統合に関する課題についてお話いただきました。

 大阪府におけるSSW配置への流れや配置校型と派遣校型のSSW活動の違いを踏まえ、活動内容の全体像が理解できました。学校における非行少年対応には、「司法福祉」の視点からのアプローチが必要であること、「学校」という場は司法福祉が展開される第一線といえることなど、重要な指摘がありました。

 社会的居場所としての学校の役割・機能を再考する必要があり、スクールソーシャルワーカーが支援に参加することで「暮らしの中に頼れる人を見つけていく」ことがいかに重要であるかを痛感しました。

社会復帰支援のあり方勉強会

「社会復帰支援のあり方勉強会」は、非行少年の学校や地域社会への復帰に向けた支援について勉強しています。非行少年は、当該非行に加えて貧困や虐待などの様々な問題を抱えています。司法・福祉・教育の枠組みを超えた、どのような支援・連携が可能なのかを考えています。 保護司・保護観察官・スクールソーシャルワーカー・研究者、大学院生など、様々な立場の方が参加しています。

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